戦後66年。戦争の記憶は人びとから薄れつつある。多摩地域には戦前、軍事関連施設が数多くあった。しかし、陸軍の「北多摩通信所」については極秘施設であったため、残された記録も少ない。
当時少年だった人たちも現在80歳を超え、すでに鬼籍に入られた方たちも少なくない。公式文書や手記を入手するとともに、当時の通信手を捜し出し、彼らの証言を得た。北多摩通信所の誕生から消滅、さらに関係者による戦後の電波傍受機関の復活の試みを描いた。