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| 内容 |
本書では、昭和35年前後に一般的になったカラー写真の時代と、それ以前の時代を明確に区別するために、第一部をモノクロームの時代、第二部をカラーフィルムの時代としました。それは、昭和31年頃から日本経済がもう戦後ではないと言われて高度成長が始まり、庶民の生活が大きく変化していった時代の区分とも一致しています。
作品の面から特長的に言えば、モノクロ写真ではモノクロであるがゆえに豊かな連想が可能で、その連想の豊かさがモノクロ写真に深みを与えています。カラーはその豊かな色彩ゆえに写真そのものでありすぎるため、連想する興致が少ない。一度見て素晴らしいと思った写真でも、二度目に見るとあきてしまうようなところがあります。但し、日本特有の微妙に変化する四季の自然の美しさや、着物をはじめとする伝統的な色彩のあざやかさなどはカラーでなければ表現できません。そう考えるとそれぞれ一長一短あって、どっちが良いとも言いきれないように私には思えてくるのです。(「はじめに」より抜粋) |



| ISBN |
978-4-87751-452-5 C0072 |


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